30前後になってなおクラブ通う俺たちに贈るレクイエム

僕は30歳を目前に控え、結婚する友人、いつの間にやら門限キメられ夜出歩けなくなったあの子、子育てに奔走する小学校からの腐れ縁。そんなFacebookのフィードを眺めながら、30前後で未だ足を洗えずクラブに通い、なんの恨みか一杯700円の割高な生ビールをこれでもかと煽りながら朝まで踊る。そんな僕達に贈られた映画「ピッチパーフェクト」、「ピッチパーフェクト2」がめちゃめちゃ良いので角瓶飲みながら書きなぐります。どうも本国アメリカでは公開週の興行成績がマッドマックスをこえてトップとのこと。どんだけ期待されてるのか。





みんなかつては学生だった
舞台は学費の安いバーデン大学のアカペラ部。伝統ヨロシクで時代に乗り遅れた女子学生たちが新入部員とかをきっかけに一念発起してめっちゃ練習してなんか女子目線ではありがち?な学生特有の悩み?とか恋?とかに翻弄されながらある時チームが一つになってめちゃくちゃカッコイイパフォーマンスを見せるっていう少年ジャンプみたいな話。こういうのみんな大好き。いわゆるスラダンカテゴリー。
そして嫌でも終わる学生時代。僕たちは働かなくてはならないのです。嫌だ、そんなの嫌だよ、そうだ単位を落とそう。就職浪人だ。フリーターだ。モラトリアムだ。馬鹿野郎、甘えてんじゃねぇ、みんなそうやって大人になっていくんだよ。2では少し大人になりつつある彼女たちの葛藤も垣間見ることができます。

こちとら2010年からエレクトロ聞いてんだよ
「EDM」なんて言葉が流行る前からクラブでゲッタ先生もフローライダーも繰り返し聴いて育った僕達。「ピッチパーフェクト」はアメリカで2012年に公開されており(日本では2015年春)、使われているアカペラの曲がゲッタ先生の「Titanium」とかリアーナの「Don't stop the music」とかでもう馬鹿発狂。しかもヒューマンビートボックスでリミックスまでしちゃう。女の子の口からか発せられる図太いキックは絶対映画館で観るべき。あービッグビーチフェスティバル行きたい。バルーンで無限にイエーガー飲みたい。

大学入ってモテたいからDJ始めた
主人公のベッカが初めて大学に入るシーンから始まるのは初代の「ピッチパーフェクト」の方ね。15インチのMacBookをスーツケースから出して、ビーツのヘッドフォンぶっ刺してTraktorを起動、なぜか芝生の上で作曲活動。日がな好きな曲繋いでマッシュアップ。憧れのラジオDJがしたいがためにCD整理の下働き。もうなんかまぶしすぎる。痛すぎる。
「初めて買ったDJ機材はTraktorです」っていうゆとりDJ世代の自分は映画開始早々「あ、俺の映画ね・・・」と臨戦態勢。号泣する準備はできていた。

差別やフェミニストを笑い飛ばしたい
この映画は1にも2にも韓国人への人種差別が登場するのでややヒヤヒヤするんだけど、他にも英vs米、女性差別的な発言が連発される。ハリウッド映画には珍しく女性スタッフが多いことによる尖りなのかもしれない。僕個人としてはめちゃくちゃ笑えるんだけど、菊地凛子に激似のハナ・マエ・リー(アジア人代表枠)が超変人として描かれているあたりはなんかこうアジア人に対する「変な奴ら」感があってやや微妙な気持ちにはなる。

芝居がいちいちうるさい
これはかなり個人的な嗜好なんだけど、僕はエンタメにおいては大げさすぎるパフォーマンスが大好物です。日本人で言うと藤原竜也みたいな暑苦しい役者が好きです。「いやいやうるさいよ君・・・」って言われてもキャラを変えない松岡修造みたいなのが意外と嫌いじゃないです。
ベッカ率いるバーデンべラーズのライバルである同じくバーデン大のトレブルメーカーズっていう男性アカペラ部が居て、そこのメインボーカルだった(けど裏切ってどっか行っちゃう)バンパーっていう男は本業コメディアンということで芝居がマジでうるさい。アカペラしてるときの動きもそうじゃない時の芝居も全部、彼に注目せざるを得ない感じ。体重130kgという噂のファット・エイミーとの掛け合いはもう至極。

アカペラが最高
アカペラの映画なのでそのパフォーマンスはきっちり仕上げられてるんだけど、特に1でも2でも行われるRiff Offのシーンは嫌でも体がリズムを刻みます。2ではみんな大好きテイラー・スウィフトも使われてるので、テラスハウスに心打たれた We are never everな若者たちもぜひ映画館で観るべし。マジでクロージングドア。

あえて減点するとするならば
本日2を見てきたわけですが、やっぱり最高でした。初っ端からアカペラのパフォーマンスは最高だし、ファット・エイミーが空から降ってくる演出も超笑った。でもはっきり言って全体を通してストーリーは非常にプア。特に2はアカペラの派手さが200%で最高な一方、学生の心の成長とか葛藤とか仲間とかその辺りは割とすっ飛ばされていて、ベッカのプロデューサーへの道も友情出演のあのセレブも焚き火のシーンでのお涙演出も退屈な印象。だったらいっそずっとアカペラばっかりやってて欲しかったなとすら思う。

とまぁ最後に無理やり辛辣なこと書きましたけど、ピッチパーフェクトが俺的2015年映画トップ5に入ることは間違いないと思ってるしアナ・ケンドリックの活躍を今後も見守っていきたいと思っています。特にEDM推しだった2は日本でももっともっと流行っていいと思う。見た人は是非感想を語らいましょう。

最後に1、2を通してテーマソングになっているアナ・ケンドリックの「Cups」が最高なので貼っておきます。


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by shoz718 | 2015-10-19 00:25 | 映画

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